チェス · 歴史

インドのチャトランガ

チェスの最も古い祖先とされるのは、6世紀ごろインドで遊ばれたチャトランガです。歩兵・騎兵・象・戦車という古代の軍隊の4兵種をかたどった駒が8×8の盤で戦い、王を取ることを目指しました。

ペルシャとイスラム世界のシャトランジ

チャトランガはペルシャに伝わってシャトランジとなりました。「シャー・マート(王は動けない)」という言葉が今の「チェックメイト」の語源です。イスラム世界の学者たちは詰め問題や棋譜を書き残して研究を深め、ゲームは交易路に乗って地中海へ広がりました。

ヨーロッパで生まれた近代チェス

10世紀ごろヨーロッパに伝わったチェスは、15世紀末のスペインとイタリアで大きく変わりました。斜めに1升しか動けなかった女王(クイーン)が盤上最強の駒になり、ビショップも遠くまで動けるようになって、ゲームはぐっと速くなりました。キャスリングやアンパッサンもこのころから定着していきます。

世界チャンピオンとコンピューター

1886年に初の公式世界選手権が開かれ、1924年にはパリで国際チェス連盟(FIDE)が設立されてルールが統一されました。1997年にはコンピューターが初めて現役の世界チャンピオンに勝利。いまではエンジン解析とオンライン対局のおかげで、かつてないほど多くの人がチェスを楽しんでいます。

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